名探偵コナンの感動場面を書きます。
名探偵コナンで感動したといえば、ジュゴンの矢を巡った殺人事件の一場面です。
とある島で「奇怪な事件が起きているために、調査をしてほしい。」という内容の手紙が、服部 平次宛に送られてきたのですが、手紙の文面には『工藤 新一様』で始まっていました。
それでその島に、主人公の江戸川 コナンを始め、幼馴染の毛利 蘭と、蘭の父親の毛利 小五郎のいつものメンバーに加え、西の高校生探偵で大阪府警本部長を父に持つ服部 平次と、平次の幼馴染で大阪府警刑事部長を父に持つ遠山 和葉で向かいます。
「ジュゴンの矢を持てば不死の体になれる」という昔からの言い伝えがあり、みんなはその矢を欲しがって高いお金を積んで買いたがったりします。
ジュゴンの矢の当選を知るには、無料で配布される番号札をもらい、その日の夜にジュゴンの矢の当選番号を発表するというものです。
ただ単に無料で配布されるわけでなく、事前に予約をする必要があります。
なので本来なら、蘭も和葉ちゃんも手に入らないはずでした。
ですが、予約していていた老夫婦がキャンセルをしていたために、運よく二人とも番号札を受け取ることができました。
ジュゴンの矢を発表する人は、神社の巫女で人魚の肉を食べて不死身の身体を手に入れたという、君江さんの大おばあちゃんです。
普段はあまり姿を見せないが、ジュゴンの矢を毎年3人にのみ授けるために姿を現す。
夜にジュゴンの矢の当選発表があり、その島の島民である女性2人と和葉ちゃんが当選したのです。
そして、ジュゴンの矢を受けるときに滝の見える場所に移動をし、当選した3人を呼びます。
当然女性2人と和葉ちゃんの合計3人が出てくるはずでしたが、なぜかお酒を飲んで酔っ払った男性が1人と島民の女性1人と和葉ちゃんでした。
酔っぱらった男性が当選の札をもっていることに疑問を抱いたコナン。
そして、滝の中で何かがぶら下がって揺れているのを見つけました。
その正体は、ジュゴンの矢が当選していたはずの女性だったのです。
その翌日のお昼には、その女性のお通夜のために島民とコナン・蘭・小五郎・平次・和葉ちゃんも行くことになりました。
そして、本格的にお通夜が始まろうとした夜のことです。
外は、雨が降り雷が鳴っています。
ちょうど雷の稲光で外が光った瞬間、また第2の殺人事件が起きてしまったのです。
平次はやっぱり滝のことが気になり、お通夜の会場を抜け出すのですが、自称平次のお姉さん役の和葉ちゃんは平次の身を心配して、一緒についていくことにしました。
滝の上で殺人に使われたと思われる浮き輪とロープを見つけ、少し下をのぞこうと石の上に手を付きました。
その瞬間石は転がり、平次は崖下に落ちそうになります。
それを和葉ちゃんが助けようとして平次の手をつかみますが、その反動で和葉ちゃんが崖下に落ちてしまいそうになります。
間一髪のところで平次はちょうど一本だけ突き出ている枝につかまり、もう片方の手で和葉ちゃんの手をつかむことができ、二人とも一時的には助かりました。
この後が感動的な場面になります。
一時的に助かることができましたが、枝も二人の体重には耐え切れなくなりそうですし、平次の体力もいつまでもつかわかりません。
和葉ちゃんは、『このままやと、平次まで落ちてまう。そんなら、平次だけでも助かってな。』と考え、ジュゴンの矢を出し先端のとがっている部分を平次の手の甲めがけて突き刺します。
平次の手の甲から血が出て、和葉ちゃんの手に向かって平次の血がたれてきますが、平次は和葉ちゃんの手を放すことをしません。
「何で、手ぇ放さへんの!?このままやと、平次かて助からへんで!お願いやから、手ぇ放してぇな!!」と和葉ちゃんが平次に言います。
平次は和葉ちゃんを見て、「アホ!手は放さへんで!!絶対助けたる!!」と言いました。
男らしくて、女の子ならキュンときちゃう場面なんです。
その後二人は助かり、お通夜の会場に戻ってきました。
どうしても和葉ちゃんは平次に聞きたいことがあり、「なぁ、平次。
何であんとき手ぇ放さへんかったん?もしかしたらあたしら、二人とも助からへんかったかもしれへんやん!?」と聞きます。
「…」平次は最初は、何も言おうとしませんでした。
「どうしてなん!?平次、答えてぇな!?」と涙目で平次に問う和葉ちゃん。
平次は、和葉ちゃんにジュゴンの矢で手の甲を刺された時のことを思い出しながら、手当てをしてもらい包帯を巻いた手をさすりながら、「和葉に刺されてもうたときにな、この女は絶対何があっても俺が助けたる。
って、力が湧いてきたんや。」
と平次は答えました。
一つ目のキュンと、この二つ目のキュンとなる台詞であり、やっぱり感動的な台詞なんです。
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